こんにちは、体臭防止アドバイザー&校長のケイタです!

 

厳しい冬の季節ですが、わきが対策を怠ってはいませんか?

 

夏、嫌というほど対策をしてきたわきがさんにとっては、小休止できる季節のように感じてしまいますが、実は、寒い季節でもわきが対策は必要。

 

その証拠に、ほら、あなたのわきのにおいを嗅いでみると・・・

 

今日の授業では、

 

・寒い日でもわきが対策が必要となる理由

 

についてまとめます。

 

冬でもわきがくさい?汗は夏より少ないはずだけど・・・

 

まず、あなたのわきを嗅いでみてください。

 

臭くないでしょうか?

 

もしかしたら、夏とは違うにおいがするかもしれませんが、あなたがわきがさんであれば、おそらくにおいがするはずです。

 

どのようなにおいがしますか?

 

以前ご紹介した、わきがのにおいの例のどれかに当てはまるかもしれません。

わきがのにおいは自分でわかる?わきがになると気づくのか?

 

もしかしたら、夏のわきが臭と比べて、ちょっといいにおいに感じるかもしれません。

 

甘いような、癖になるような・・・。

 

おそらく、「汗臭い」とは違うということは分かると思います。

 

冬は汗を大量にかくわけではないので、「汗臭い」においは実はあまりしません。

 

今感じているにおいが、あなたのわきがのにおいだと考えていただいて差し支えないでしょう。

 

このように、冬でもわきがのにおいはするのです。

 

でも、冬のほうがわきがのにおいは弱くなっているはずだよね?

 

冬だとわきがのにおいは弱くなるようなイメージがありますが、実はそんなことはありません。

 

場合によっては、冬のにおいのほうが夏のにおいよりもきつくなってしまう場合があります。

 

なぜそういったことになるのか、以下にしっかり書いておきますね。

 

わきがのにおいを出す常在菌が減っているわけではないから

 

通称「わきが菌」。

 

この菌は、わきがさんの腋に住み着いている「常在菌」です。

 

わきがのにおいは、汗をこの菌が分解することにより発生するのでしたよね。

 

以前の授業で説明しました。

 

(忘れてしまった方、見ていない方はこちら!)

わきがとは?メカニズムを大公開!

 

冬になって汗は減ったとしても、わきがさんの腋にいる常在菌は減っていません。

 

「冬になると汗が減るから死滅する」んだったらいいんですけど、残念ながらそんな都合のいいことは起こらないのです。

 

常在菌自体は夏でも冬でもしっかりいます。

 

周りが夏だろうが冬だろうが、あなたの体温は一定でしょ?

 

一年中ほとんど環境が変わらないのだから、常在菌は一年中ほとんど変わらずに存在します。

 

冬でも精神性発汗は多くかくから

 

汗が出るのは、主に2つの場合。

 

1つは、暑いとき。

 

体温調節のためにかく汗ですね。

 

これは「温熱性発汗」と呼ばれていて、夏にかく汗は主にこれ。

 

これはエクリン腺の活動だといわれています。

 

もう1つの場合は、緊張したとき。

 

重大なプレゼンが控えているとか、テストの前とか、初対面の人と話すときとかでる汗ですね。

 

これは「精神性発汗」と呼ばれています。

 

これは夏だろうが冬だろうが変わらずかくと考えてよいものです。

 

冬だと緊張しない、とかないですよね。

 

この発汗はアポクリン腺からも行われます。

 

つまり、緊張したときの汗は臭くなりやすいのです。

 

アポクリン腺からの汗は、においの元になる成分をたくさん含んでいますから。

 

冬でも緊張するときは多くありますよね。

 

夏の暑さがない分、汗をかく量は少ないでしょうが、冬だから緊張する場面が少ないということはないでしょう。

 

いわゆる「ワキ汗」も緊張性発汗が主なのですが、冬でもしょっちゅうじんわりしているはずです。

 

わきが菌の餌として十分な量は出ています。

汗腺の機能が低下し、ミネラル分の強い汗になっているから

 

冬は夏に比べ、汗の量が減ります。

 

汗を出す量が減ると共に、汗腺の機能は低下していきます。

 

汗腺も身体の一部。

 

汗をかく習慣があれば、せっせと効率よく汗を放出することができますが、汗をかかなくなってくると、徐々に怠け癖が出てきてしまい、うまく汗をかけなくなります(なんか僕の怠け癖をそのままコピーしたような感じですねぇ・・・)。

 

うまく汗をかけなくなると、いざ汗をかくときになった場合、余計な成分が入った「悪い汗」になってしまうのです。

 

「悪い汗」の中には、塩分やミネラル、乳酸といった成分が多く溶け出しています。

 

これらの成分は本来身体に必要な成分です。

 

しかし、悪い汗はその必要なぶんまで放出してしまうので、結果、身体の成分のバランスが崩れ、調子が悪くなったり、疲れやすくなったりしてしまいます。

 

そして・・・

 

成分が多い汗は、常在菌の格好の食事。

 

たくさん食べて、たくさんのにおい成分を発するのです。

 

また、悪い汗は成分が多いためべたべたしており、さらっとした汗よりも皮膚にとどまりやすくなっています。

 

あなたも経験があると思いますが、べたべたを残したまま乾くんですね。

 

冬でも何となく腋の下に膜が張ったような感じがあることありませんか?

 

成分が流れないため、これもまたわきが菌が喜ぶ要素です。

 

冬でも重要!わきが対策!

 

この3つから考えて、冬は汗が少ないからにおいも少なく、わきが対策は不要!とならないことは明白ですよね。

 

冬もわきが対策は重要ですよ!

 

以上、体臭防止アドバイザー&わきがのがっこう校長のケイタでした!