こんにちは、体臭防止アドバイザーのケイタです。
今日もブログを読んでくださってありがとうございます。
今日は、たまに耳にする、こんな意見をご紹介します。
「私、わきがのにおい、結構好きなんだよね…」
「わきがかどうか分からないけど、
夏の脇のにおいってつい嗅いじゃうのよ」
世の中のわきが人にとっては、ちょっと嬉しい意見ですが、
「そんなはずないだろ!!!」
とツッコミを入れたくなる意見でもあります。
だって…
臭いでしょ。。。
少なくとも僕は嫌です。わきが嫌です。くさいです!!!
でも、なぜこんな意見が出るのか…
僕もこの「体臭防止アドバイザー」という肩書きを持つ前は、
「ただのにおいフェチやん…」
と、特殊なご意見をお持ちの方だということにして片づけていたんですが、
どうも気になったので、あるとき考えてみたことがあります。
ということで。
今日は「わきががいい匂い」という意見について
考察してみたいと思います。
今日のお話の目次(もくじ)
わきがは本当にいい匂いなのか?
とてもくだらない題を設定してしまいましたが、
実は1年ほど前、あることを実験してみたことがあるのです。
それは…
「わきがの人の脇のにおいを嗅いでもらい、
感想をもらう!」というもの。
みんな、本当にわきがの匂いって嫌い?という疑問の元、
気の知れた人(といってもノリのいい友人というわけではなく、
仕事上親しい人です)に協力してもらい、
「俺、わきがだよ!」という人の脇を嗅いでもらいました。
わきがの人は男性。
被験者は、男性3名、女性3名です。
さて、結果はどうだったでしょうか…?
男性3名:全員「臭いですね!」と言い、離れる。
女性2名:顔を背け、絶句。
女性1名:一度顔を背けたものの、もう一度嗅ぎ、
「私、大丈夫かもしれないです」と言い、
それから何度も嗅ぐ。
1人、わきがを臭いと思わない女性がいたのです!
信じられませんが。
(当時の結果を証明するためのエビデンスはありませんので
作り話と思われても仕方ないですが…)
その女性、「うぇーい!」と叫んでしまうような
ムードメーカー的な人というわけではなく、
いたって普通の、どちらかと言えばおとなしい女性です。
なので、嘘をついていたということはまず考えられません。
その女性、何度も嗅いでいるうちに、
本当にわきがの匂いが好きになってしまったらしく、
「私、おかしいのかな…」と本気で心配しておられました。
まぁ僕からしたら「嗅覚おかしいのかもよ!」と言いたいところですが
ちゃんと食べ物の味も分かるのでおかしくないようです。
ということで、
簡単なリサーチをした結果でも、
わきがの匂いが好き、という人は出ましたので
「いい匂い」と感じる人もいる、ということが言えるのかと。
わきがはフェロモン?人々を魅了したわきが臭…?
クレオパトラがわきがだったという説、聞いたことがありますか?
もはや過去の人なので、これも証明する手立てはありませんが、
人々を魅了したのは、クレオパトラの発する体臭だったのでは、
という説があるのです。
「体臭じゃないだろ、『フェロモン』ってやつじゃないのか?」
そういうツッコミ、大歓迎です(笑)。
美しい女性の話をすると、
しょっちゅう「フェロモン」というキーワードが出てきます。
僕の何となくのイメージですが、
人々を魅了するような、セクシーな大人の色香、という感じ。
クレオパトラを含め、世界三大美女なんかは
絶対フェロモンムンムンですよね(*´ェ`*)
今だと…誰だ?橋本マナミさんとかでしょうかね。
僕は女性大好きなので(自分には正直です!)、
フェロモンがある人には絶対に虜になる自信があります!!!
…と、また話がそれましたので戻しますね…。
「フェロモン」というのは、ウィキペディアによると、
”動物または微生物が体内で生成して体外に分泌後、
同種の他の個体に一定の行動や発育の変化を促す生理活性物質のこと”
と定義づけられています。
少々わかりにくいですが、「フェロモン」というのは
体内で合成されて体外に分泌、いろいろな変化をもたらすものです。
こう考えてみると、
体臭、というのはフェロモンの一種なのではないか…とも思われがちですが、
学術的には「別のもの」としてとらえられているようです。
フェロモンは人間にもあると考えられているようですが、それは無臭だと
考えられています。
クレオパトラが無臭のフェロモンを放っていたのかという考え方もできますし、
一方で、香水を使っていたという説もあるので、
先ほどの「クレオパトラはわきがだ!」の真偽のほどは怪しいのですが、
もし、「わきが」で人々を魅了していたとしたら、
彼女は私たちわきが人が崇め奉るべき存在なのかもしれません(笑)。
僕もクレオパトラの時代に生まれていたらヒーローになれていたのでしょうか…。
匂いフェチってそもそもどんな人なの?
たまーに「変態」よばわりされる
「匂いフェチ」。
世の中にはいろいろな匂いフェチがいるようです。
女性の洗い上がりの髪の匂いが好き!
干した後の布団の匂いが好き!といった、比較的ノーマルなフェチ。
(僕は、これらはフェチでも何でもなく、ただ単に「いい匂い」なんだと思ってますが)
一方で、
かびの匂いが好き、何日も洗っていない頭皮の匂いが好き、
トイレの匂いが好き、といった、
僕としては聞いただけで吐き気がする(ブログに書いてスミマセン!)ような
匂いフェチの方もいらっしゃるようです。
もはや僕にとっては、「くせぇよぉ…」と思えるものが
「いい匂いだ」という人の感覚はよく分からないのですが、
ある程度匂いに携わる職業であるため、そのあたりの感覚については
少し勉強してみたことがあります。
「匂いフェチ」の理由はいくつかあるようで、
「これだ!」という理由は特定できていないようですが、
僕がいくつかの情報から得られた結論は、
この二つに集約されました。
1.人間としての匂い(特に異性)に興奮する
生きている、生活している上で人間が発する匂いに対し、
興奮するという感情が芽生えるようです。
その匂いそのものに、先ほどの「フェロモン」が含まれている可能性もありますが、
基本的には、その匂いをもとに他の情報が結びつけられ、
想像力をかき立てられた結果、興奮が生まれる、という流れ。
分かりにくいので、最も分かりやすいと思われる具体例を。
・汗のにおいフェチ:頑張って汗をかいた男の人はかっこいい!
ふだんおとなしい女性が汗だくになってる姿がどきどきする!
化粧したり香水で匂いを隠すのが普通なのに、
自分だけにはこんな匂いを嗅がせてくれる!
自分はこの人の特別な存在なんだ!
どんなときに汗をかくか、という情報は僕たちの中にはすでにすり込まれているので、
「汗をかいている」という状況を匂いで感知したときに、
そのことのプラスのイメージが反射的に思い起こされ、
興奮するんですね。
「くさい!」という感情よりも、その興奮が勝っていれば
おそらくフェチなのでしょう。
2.生命の危機を感じるような状況に興奮する
あまりにも臭いもの。それこそ糞尿のにおいや、何かが腐ったようなにおい。
少なくとも、それらのにおいにまみれるというのは、
自分がプラスの状況には置かれていないときでしょう。
場合によっては、身の危険を感じたり、
「このままにおいを嗅ぎ続けたら大変なことになる」
という気になったりするかもしれません。
そういう状況に置かれたときに、異様な興奮を覚える。
そんな方が世の中にはいらっしゃいます。
おそらくアブノーマルな匂いフェチをお持ちの方は、
こういう心理状態になっているのだと思われます。
あまりにも臭すぎてドキドキする。
もしかしたら「生きているって実感する…!」という感じなのかもしれません。
僕はこちらの心理状態はあまり理解できませんが、
ドラマだったり、アニメだったりの登場人物の中には
こういうキャラクターが意外と多いので、
あなたもイメージできる人がいるかもしれませんね。
という2つの理由で、「匂いフェチ」は存在しているのだと思われます。
我らわきが人が取るべき対応とは…
わきがが「いい匂い」。
なぜそう感じるかというのは、結局のところ僕もよく分かりません。
わきがのにおいの裏に隠されたフェロモンに反応しているのか、
先ほどあげたどちらかの理由で「わきがの匂いフェチ」なのか。
ただ分かっている事実は、
「わきがの匂いがいい匂い」と感じる人が一定数いる、ということ。
ある意味朗報ではあります。
我々わきが人にとっては、神様のような存在ですから。
でも…。
僕は声を大にして言いますよ。
いいですか、
「わきがが臭いと感じる人のほうが圧倒的に多いから!!!」
みんな、夢を見るんじゃない!
ちゃんとケアするほうが絶対にいいから!
「これはいい匂いなんだから!」
と言い張っても、周りから人は逃げていくから…。
今後もしっかりとケアしていきましょうね!
もし、あなたのわきがの匂いが好き(ハート)
というパートナーに出会っても、
外出時はケアしましょう。他人には迷惑かけます…。
以上、体臭防止アドバイザーのケイタでした!